乳糖不耐症に関しては、
乳糖による経口負荷試験～乳糖不耐症、乳アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3469
乳糖によるアレルギーの例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3601
乳糖含有の注射製剤による乳アレルギー反応例も見られていますが、乳糖含有の経口薬における反応状況として以下報告も見られています。

小児領域で頻用される医薬品16製剤（散剤及び錠剤）の乳糖含量を測定し，一般的な用法用量から 2歳、8歳、15歳の年齢における1回あたりの乳糖摂取量を算出。さらに既報の論文等から乳糖耐用量（下痢に影響しない1回あたりの乳糖摂取量）を各年齢で推定し、乳糖摂取量と比較することで乳糖不耐症患者における安全性について考察したところ、選択した全ての製剤において，算出された乳糖摂取量は各年齢における乳糖耐用量に対して非常に小さな値であり、最も乳糖摂取量が多かった15歳でのカロナール細粒20%の投与でも、その乳糖摂取量は推定した乳糖耐用量の1/3以下であった（出典・参照：草村把奈 丹沢彩乃 高田裕奈 安武夫 石川洋一 深水啓朗 明治薬科大学 国立成育医療研究センター 製剤中に含まれる乳糖の乳糖不耐患者に及ぼす影響に関する検討）。